晩秋の里芋掘り
前回のFarm+Kitchen も大盛況に終わり、畑でのイベントはそろそろ終わりかなと思わせる晩秋のある日、今回はこの時期に大切な里芋の収穫と貯蔵作業をFarm+Kitchen番外編としてやっちゃいました。
当日は秋晴れ、天晴れと言っていいぐらいの晴天で、体を動かすにはちょうど良い感じ。
今年のFarm+Kitchenはホント天気に恵まれましたね。
今回はミニイベントということで、さっそく畑で里芋掘りスタート。道具は剣スコップ、鎌、そして万能鍬。霜で枯れた里芋の葉を茎の根元から切り落とし、里芋の周りの地面にスコップか万能鍬を思いっきり突き刺して掘り上げる。
口で言うのはとても簡単ですが、やってみるとこれがなかなか難しいんです。スコップで何度も里芋の周りを掘って、やっと一つ掘り上げられるといった具合で、みんな、はじめのうちは相当苦戦していました。 でもそこはFarm+Kitchen 参加者、掘るコツを掴みはじめると、だんだんとスピードも上がり、それまで何回もスコップを刺していただのが、2回以内で掘り上げられるほどになってきていました。
里芋をある程度掘り上げたら、今度はそれをコンテナに入れて、貯蔵するための穴へ移動。深さ約1m20㎝の縦長の穴に、里芋を逆さにして置いていくのですが、できるだけ隙間ができないように、パズルのピースをはめ込むみたいに置いていきます。
これがけっこうおもしろくて、里芋の向きを変えたり、小さい株を隙間にはめ込むように置いたりして、うまくはまった時はとても気持ちがいいんです。
そうやって里芋を1段敷き詰めたら、もみ殻を大量に入れてもみ殻の層を作り(これが断熱材の役目を果たします)、2段目の里芋をまた置いていきます。里芋やサツマイモはこうやって掘った穴に埋めて寒さから守ることで、春まで貯蔵できるんです。
そうこうしているうちにお昼の時間。里芋掘りで消費したエネルギーをお昼ご飯でチャージということで、いったん屋敷内にもどり、昼食です。
今回は黒米おにぎりとサツマイモご飯のおにぎりに、野菜具だくさんのけんちん汁。お米と黒米は栃木県の有機農家仲間が作ったものを使い、けんちん汁も大根、にんじん、ネギ、ごぼう、里芋などなど、野菜をたくさん入れてのぜいたくなお昼ご飯を、参加者、スタッフ一緒に、楽しみました。
お昼御飯でエネルギーチャージをしたあと、午後も里芋掘りを引き続きおこない、参加者・スタッフ総出でなんとか掘り上げ作業と貯蔵作業が終了。
ミニイベントということもあり、参加者は少なかったですが、それでも笑いあり、和気あいあいとした里芋掘りでした。
これで今年のFarm+Kitchenは終了。来年は暖かくなってくる春にまた開催予定です。